自分のしたいことで日々の時間を埋められているように感じます

Q.移住をしようと思った動機は？

三原村への移住を決めた最大の理由は「硯（すずり）」でした。移住を考えて様々な土地を訪ねましたが、どこも決めてにかけるという状況でした。新しい生活環境だけではなく伝統的なモノづくりへ挑戦できるということに魅力を感じて決断しました。

Q.三原村の生活で気に入っているところは？

近所の方と道端で立ち話をしたり、地域の行事へ参加したり、そういう時に互いに支え合う地域の温かさを感じます。縛られることもなく、ゆるくつながり合うこの地域のネットワークがちょうど良いと感じています。

Q.三原村に移住して大変だった、または忘れられないエピソードは？

庭で見かけた動物はハクビシン、ウサギ、猿、狸、クチメ（マムシ）など、昆虫類も当然多様で、ある時は一匹のムカデを駆除するためにに大きな穴を空けてしまいました。いずれは対処法も身に付いてきますが、当初は戸惑いました。

Q.今の生活と以前の生活で大きく違うと感じることは？

都会生活では否が応でも日常に接する情報量は多く、人や街の変化もまた激しく、押し流されるような慌ただしい毎日でした。今は自分のしたいことで日々の時間を埋められているように思います。生活費の低さ（主に家賃）という現実的なことだけでなく、静かに変化を繰り返す自然を感じられる環境であることが、そんな日々を過ごせている背景にあるのかもしれません。